
変形性膝関節症 私たちの治療方針
治療の目標
どんな年齢であっても、
テニス・ゴルフレベルのスポーツ、山歩き・旅行などが自由にできるようになること。
痛みなしで、つかまらずに階段が昇り降りできることです。
運動療法、装具、靴選びのアドバイス
専任の理学療法士(常時4名以上)が、正しい運動療法、をマンツーマンで指導していきます。
平均的な指導の間隔は1-2週に1回です。
運動療法・筋力強化は続ければ効果があるのは間違いないのですが、退屈で長続きしないことが最大の問題です。定期的に後押ししてくれる人が必要なのです。
また、自己流では、かえって膝を痛めることもよくあります。
関節注射
水を何度も抜いたり、ヒアルロン酸の注射を繰り返しても痛みのとれないかたが大勢受診しています。
本院では関節注射の回数はできるかぎり最低限で最大の効果をあげるように努力しています。
膝に水がたまっているひと、炎症・痛みが強いかたは抗炎症効果の高い関節注射(ケナコルト=ステロイド)をおこないます。間隔は3ヶ月以上、年に2-3回までを目安にしています。
詳細は関節注射のページを御覧ください。
薬物治療
ロキソニンはきれがよく、たいへん良い薬ですが、痛みどめを年中常用するのは胃腸障害などのリスクがあります。痛いときにときどき飲むくらいにするのが、第一目標になります。
また、同じ変形性関節症でも痛みの種類によってお薬を使い分けます。
例 防已黄耆湯、トラムセット、リリカなど。
一見、普通の変形性膝関節症にみえても、炎症性の痛みが継続する場合は、抗リウマチ剤(MTXなど)を使用することもあります。また、有効なサプリメントなどのアドバイスもおこなっています。
手術治療
以上、あらゆる保存的治療を行っても痛みが続く場合には、手術を検討します。
私たちの信念として、痛みを我慢して残りの人生を送れというのは残酷なことだと思っています。少々の合併症があるからとか、高齢だから手術できないというようなことは、まずありません。
私たちは「ひざの手術の適齢期は65歳ー90歳だ」と常々お話しています。
歩くということは人間にとって、もっとも基本的な動作です。
毎日歩くたびに痛いのでは生きている喜びは半減しますし、歩けないことにより、脳・血管・主要臓器への悪影響が大きくなります。
膝の痛みを解決することで、単に長生きするのではなく活動的に楽しく人生を送る年数を長くすることが重要な課題です。
変形性膝関節症と本院の診療の流れ

※ 膝関節のMRI・レントゲンは本院で一生涯保存されます。
※ 膝のトラブルは、普通時間と共にいったんは落ち着くものです。
しかし、また忘れたころに痛みが出て、また回復するということをくり返しながら進行していくのが典型的なパターンです。
※ 本院で半永久的に保存されるMRI画像を核に、膝関節ほか全身関節痛の主治医として、生涯相談にのっていくことが私たちの使命です。
膝の痛み・変形性膝関節症にお悩みの方へ

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