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変形性膝関節症 手術について

膝の人工関節手術を勧められた方へ

変形性膝関節症の手術

普通、整形外科のクリニックでは毎週のように、潤滑剤=ヒアルロン酸の注射をするのに対し、病院に行くと膝の人工関節(医学用語でTKA=人工膝関節全置換術)を勧められることが多くなります。

手術をうける場合、病院選びが重要です。

合併症の発生率や手術時間、入院期間などに大きな差があります。

手術時間と年間手術症例数は、もっともわかりやすい執刀医の技術力の目安になります。

手術時間が短いことが合併症の防止になります。感染という最も重大な合併症を起こさないためには、創が外界に開いている時間が1分でも短いほうが良いのです。

無菌手術室でも常に、手術創内に空気中の浮遊細菌が舞い降りているからです。

人工関節が入った膝のレントゲンを見ればわかるように、かなり大きな金属とプラスティックが入っています。

実際のところ、膝の人工関節というのは、かなり侵襲の大きな手術なのです。

後戻りはききません。

私も自分で手術しているころは、本当に破壊的な手術だと感じました。骨からたくさんの筋肉や靭帯を剥がし、骨を電気ノコギリで切ってでっかい金属を打ち込みます。

手術時間が長いからレベルが低いということにはなりませんが、感染という最も重大な合併症を起こさないためには、創が外界に開いている時間が1分でも短いほうが良いのです。

無菌手術室でも常に、手術創に空気中の浮遊細菌が舞い降りているからです。

人工関節がはいった膝のレントゲンをみればわかるように、かなり大きな金属とプラスティックがはいっています。

実際のところ、膝の人工関節というのは、かなり破壊的な手術なのです。

最近では、MIS といって、どの病院でも傷を小さくする努力をしています。ただし、中で行われることは結局同じことです。傷が小さくても手術時間が長いと合併症が増えます。

また、膝の人工関節は再置換術といって2度目になると、大変難しいものになります。

感染が起こった場合は特に大変なことになります。

手術は最終手段と考え、運動療法、薬物・注射療法(ステロイドを含む)など、あらゆる保存治療をしても無効な場合のみ、おすすめします。

また、そういう患者さんでも可能な限り、侵襲の少ない、内側のみの形成術(UKA)が望ましいといえます。 UKAもTKA(通常の人工膝関節手術)と両方の症例数の多い施設を選ぶことをおすすめしています。

また、リウマチの場合、薬物治療の進歩により、人工関節が必要になる患者さんは激減しています。

本院に来て適切なリウマチの治療をしてから、膝の手術を回避できたかたが大勢いらっしゃいます。

次ページ・・・どの病院で膝の手術を受けるか 病院選びのコツ

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