
変形性膝関節症の手術 低侵襲 UKA人工膝関節手術
UKA人工膝関節手術
膝の痛み(変形性膝関節症)は放っておいても、直接命にかかわる病気ではありません。
また、いくら手術が安全になったといってもやはり、ある一定の確率で危険を伴ないます。
したがって、私たちはあらゆる保存治療を使っても、膝の痛みがとれなかった患者さんにのみ手術をすすめることにしています。
最近多くなっているのは、悪くなっている膝の内側のみの関節形成術(UKA Oxford)です。
傷は約5〜6cm、入院1-3週間、手術時間は1〜1.5時間程度で出血はごく少量です。
ガタガタになった膝関節の骨の表面に薄い金属を被せるので人工関節の部類にはいりますが、従来の全人工膝関節(TKA)に比べると、削る部分が圧倒的に少なく合併症が少ないと同時に、術後が非常に楽です。
英国で開発、欧州、米国で2〜30年前から行われている手術です。
また、UKA手術とほぼ同様の重症度の変形性膝関節症・膝関節骨壊死の患者さんの手術の選択枝としてHTO(高位脛骨骨切り手術)があります。
HTO(高位脛骨骨切り術)
簡単に説明します。
下腿(すね)の骨(=脛骨)の上のほうに、電気鋸で切れ込みをいれます。
(人工的な骨折をつくる=骨切り手術)
次に、切離した骨の向きをX脚方向にかえて、(=O脚を矯正して)金属プレート(チタン)で固定する手術です。切れ込みの隙間には人工骨(ハイドロキシアパタイト)をはさんで足が短くならないようにします。
うまくいけば、O脚が矯正されるため足がまっすぐになり、若干足も長くなるうえ、痛みがなくなります。
UKAやTKAよりもさらに熟練を要する手術なので、正しくこの手術をうけられるのは、全国でもごく少数の病院に限られます。
UKAやTKAと比較して関節のなかに、人工物をいれないという安心感があります。
術後のリハビリ・入院期間が長いという問題点がありましたが、現在症例数の多いトップレベルの施設では術後早期の荷重が可能になっています。
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