リウマチ検査が陽性だった場合の対処法
検診でリウマチ検査(リウマチ因子)が陽性だったので心配だという方の問い合わせや受診が多いのでこの場でお答えしておきましょう。
普通の人でも、リウマチ因子陽性というだけのかたはおおぜいいます。
健常者の3%、高齢健常者ではなんと10%も陽性に出ます。 また女性は男性より陽性率は高くなります。
一方、ほんとうのリウマチのかたでも、70%(発症時)しか陽性に出ません。
つまりほんとうのリウマチでもリウマチ因子が正常な人、つまり血液にでないひとが30%もいるということになります。
リウマチ因子が陽性に出たかたのうち、関節の症状がまったくなければ様子見でいいですが、多少なりともあれば、ほんとうにリウマチかどうかを調べるために抗CCP抗体をどこかで調べてもらったほうがいいでしょう。
東京近辺であればjseikeiで検査可能です。結果が出るのに2週間程度かかります。
陽性にでれば遠方でも本院への受診をお勧めします。 MTXを開始すれば病気の火の小さいうちにかなりの率で消してしまうことができます。
抗CCP抗体陽性の超早期関節炎のケースにMTXを投与する方針の施設は、まだ日本では本院以外見つからないと思います。
結果CCP抗体正常の場合は、症状が非常に軽ければ(いたみがなくこわばる程度)様子を見られていいでしょう。そのくらいではあせって治療を開始しなくても、手遅れになることはありません。一過性に症状がなくなってしまうこともよくありますから。
徐々に悪化し、生活に支障が出る程度になれば本院を受診されることをおすすめします。
特に、明らかに見た目の腫れが継続する場合や手がフルに握れない・または伸びないなどの状態になった場合はできるだけはやくしっかりした治療を開始すべきです。
受診前の準備としては、葉酸のサプリメントを市販のものでかまいませんので始めておいてください。MTX投与開始時に副作用が出にくくなります。
東京リウマチ・膝関節治療センター 院長 天本 藤緒 ブログより
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