関節リウマチは遺伝するの?しないの?どっちなの?気になるポイントを解説!

関節リウマチと遺伝について シーズンズ東京リウマチクリニック

祖母が関節リウマチで、最近自分の指にも痛みが出てきたので、関節リウマチなのかなと思い、受診しました。

自分が関節リウマチと診断されましたが、子どもも発症するのでしょうか?

受診される患者さんから、こんな声が届くことがあります。

ご家族もしくはご自身が関節リウマチの時、遺伝するか気になるところですよね。

そこで今回は!

『関節リウマチは遺伝するのか?』

↑についてお話ししていきますよー!

こちらでも触れていますが、もう少し詳しくお話ししていきますね。

ではまず、一番気になるこちらから。

関節リウマチは、遺伝しますか?

関節リウマチは、確実に遺伝する疾患ではありません。

どういうことかと言いますと。

2017年オックスフォード大学研究データによりますと、

両親や兄弟・姉妹が関節リウマチだった場合、発症のリスクは約3~12倍になると発表されています。

*一卵性双生児での発症一致率は12~15%程度。二卵性双生児や兄弟姉妹間の発症一致率は2~4%程度とされています。

関節リウマチ(RA):トピックス診断と治療の進歩|日本内科学会雑誌

発症のリスクは高い確率になりますが、実際に発症するのかは別になります。

関節リウマチを発症する原因は、現在も完全に解明されていません。

遺伝的なリスクに加え、喫煙習慣・ウィルス感染・歯周病などの環境要因も引き金となり、関節リウマチを発症する、と言われています。

詳しくは、こちらをご参照ください。

そのため、確実に遺伝する疾患ではない、ということになります。

つまり、ご親族に関節リウマチの方がいても、発症しないこともよくあります。

逆に、ご親族に関節リウマチに方がいなくても、発症することもよくあります。

では、ここでもう少し遺伝子について詳しくお伝えしますね。

関節リウマチの発症に深く影響があると言われているのが、HLA遺伝子、といいます。

HLAは、「白血球の血液型」とも呼ばれる遺伝子で、赤血球以外のほぼ全ての細胞と体液に存在します。

自分自身なのか、そうではないのかという識別に関与する重要な免疫機構として働いています

*HLA(Human Leukocyte Antigen=ヒト白血球抗原)の略

HLAは、たくさんの種類が存在しています。 赤血球の血液型は、A型・B型・AB型・O型がありますが、HLAはなんと数万通りの種類があると言われています

近年の研究では、特に関節リウマチで関係しているものは、HLA-DRB1遺伝子、と言われています。

この遺伝子を持っていると、関節リウマチの発症リスクが高くなる、とされています。

ただ残念ながら、HLA遺伝子は一般的な採血で検査できる項目ではありません。

肝臓などの臓器移植で、患者さん本人(レシピエント)とドナー(提供する人)の遺伝子が一致しているか確認が必要な場合に検査をする項目となります。

いかがでしたか?

遺伝子の研究はまだまだ解明されていないことも多く、これから関節リウマチについて判明することもたくさんある可能性があります。

早期発見・早期治療につながる発見がされることを願います!

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