
ほっぺたが真っ赤になった!

腕が赤くなってる!

喉が痛いよー!
子どもの頃、もしくはお子さんがこういったことを訴えたことはありませんか?
ではこちらの症状は?

朝起きたら、手の指が曲がらないほど浮腫んでいます。

手首が痛くて、何も持てません。

足首が痛すぎて、立っていられないです。
お子さんの訴えと大人の訴え、似ても似つかない症状で、大人の方はどちらかというと関節リウマチを思わせる症状ですよね。
実は、これらの症状は、まったく同じ病気が原因で起こっているんです。
その病名が、リンゴ病。
今回は、リンゴ病についてお話しますよー!

ではまず、リンゴ病とは何かと言いますと。
正式名称は、伝染性紅斑という病気になります。
多くは、幼児期~学童期、9歳以下のお子さんが感染しやすいと言われ、春から夏にかけて流行する傾向があります。

その原因となるのが、「ヒトパルボウィルスB19」
飛沫感染と接触感染で、4~14日の潜伏期間を経て発症します。
- 飛沫感染:感染者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことで感染する
- 接触感染:ウイルスが付着した手や物に触れた後、その手で口や鼻を触ることで感染する
発症当初は、喉の痛み・鼻水や咳、微熱などの風邪のような症状が現れます。
その後、両頬にくっきりとした赤い発疹が出てきます。

また手足やお腹・胸などにも赤い発疹が出てくることもあります。
こちらは頬とは違い、「レース状」もしくは「網目状」と表現されることが多いです。

これらの発疹は、通常1週間程度で自然に消えていきます。
ただし、発疹が出現する約1週間前の時期が最も感染力が強いと言われており、注意が必要です。
また、発疹が現れた時期には、すでに感染力はほとんど消失しています。

さて、ここまでは子どもがリンゴ病に感染したときのお話です。
大人が感染すると、ちょっと違う症状が出てきます。

まず、その名前の由来にもなっている、両頬の赤い発疹。
こちらは、大人が感染したら、出現することはほとんどありません。
なんとなく頬が火照っているかな?ぐらいの感覚です。

その数日後、手や腕、ふとももなどに小さな赤い斑点が出てきます。
こちらは、子どもが感染したときのレース状のものに似ていることもあります。

最大の違いは、大人が感染すると、関節痛が出現することです。
手首や指、膝や腰の痛みが強くなり、日常生活に支障をきたすほどの激しいものになります。
多くの場合、関節痛は1週間ほどで消失します。

関節痛と皮膚の症状、この2つの症状で、関節リウマチやほかの膠原病を疑う方も珍しくありません。
見分け方はとてもシンプルで、血液検査で、ヒトパルボウィルスB19の抗体を調べます。
陽性であれば、リンゴ病の診断が確定します。

いかがでしたか?
リンゴ病は一度感染すると終生免疫を得られるため、子どものころにリンゴ病にかかったことがある大人は、通常は感染しません。
そのため、お子さんが感染している時、感染歴がない方は、しっかりと感染対策を行ってくださいねー!
