朝起きた時、手の指が動かしづらかったりすると気になりますよね?『こわばり』と表現される、関節リウマチでは初期症状の一つです。実は、身体のホルモンバランスにも大きく関わりがあるんです。
関節リウマチと言えば、

朝起きたときに手がこわばります。
この症状を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
朝起きたときのこわばりは、関節リウマチの特徴的な症状の一つとも言えます。
では、何故こわばりは朝に起こることが多いのでしょうか?
今回は、こわばりについて詳しくお話していきますよー!

こわばりとは?
そもそも、『こわばり』とはどういう状態なのか、と言いますと。
関節や筋肉が動かしづらく、硬く感じられる、ことを意味します。
具体的には、

朝起きたときに指が曲がりづらいです。

起きたら指が硬くて、動かすことに苦労します。
と、表現される方が多いです。
夜寝ている時、指を動かすことは少ないので、起きたときに曲がりにくかったりすることは不思議ではありません。
ほかにも、長時間同じ姿勢でいた時にも同様に起こります。
こういった症状は、関節リウマチの方でも、そうではない方でも、双方に起こりえます。
何故、朝に関節のこわばり(特に指)が起こるのか?
その答えは、実は身体の中のホルモンバランスと関係しているからなんです。
1. ステロイドホルモンの日内変動
ステロイドホルモンとは、副腎皮質から分泌されるホルモンになります。
身体のエネルギー供給を確保し、炎症を抑え、免疫反応を調節する役割があります。
ステロイドホルモンは、一日中同じ量を分泌しているわけではありません。
1日の中では、早朝に分泌量が多く、夜間は分泌量が少なくなります。
また関節リウマチの患者さんは、ステロイドホルモンの分泌が乱れやすいと言われています。
2. 炎症性サイトカインの上昇
関節リウマチはサイトカインの誤作動によって、関節の痛みが出てきます。
その中でも炎症性サイトカインが増えることによって、炎症が起き、痛みの原因となります。
その炎症性サイトカインは、夜間帯に増量し、関節の中に蓄積されると言われています。
朝のこわばりの正体
この1と2の理由が重なって、関節リウマチのこわばりが起こると考えられています。
本来であれば、炎症性サイトカインが増えていても、ステロイドホルモンが炎症を抑えてくれます。
ところが、関節リウマチの場合、ステロイドホルモンが乱れて分泌されるため、炎症性サイトカインが優位になっています。
炎症性サイトカインが関節の中に増えていることで、起きたときに動かしづらさが起こってきます。
関節リウマチの朝のこわばりは、放置しておくと炎症が増し、痛みや腫れに変化します。
ヘバーデン結節との違い
ここで注意していただきたいことが、変形性関節症の一つであるヘバーデン結節などでも、こわばりは起こることがあります。
へバーデン結節について、こちらをご参照ください。
へバーデン結節のこわばりは、10~15分ほど、動かしているうちに治ってくることが多いです。
それに対して、関節リウマチのこわばりは、1時間以上続く、と言われています。
まとめ
いかがでしたか?
朝に起きた時、ステロイドホルモンより炎症性サイトカインが多く分泌されていることで、こわばりや痛みが出てきています。
ただ、関節リウマチの初期症状なのか、加齢で起こってくるヘバーデン結節によるものなのか、症状だけでは判断が難しい場合もあります。
気になる方はお近くの整形外科もしくはリウマチ科に行くことをお勧めしますよー!
