腱鞘炎を繰り返す方、実は関節リウマチかもしれません。関節リウマチの炎症が起こっていると、腱鞘にも影響が出て、腱鞘炎やばね指を繰り返すことは珍しくありません。

以前からですが、手の指が何度も腱鞘炎になります。

この指だけ、ばね指になって、なかなか治らないです。
こういった症状でお悩みの方いらっしゃいませんか?
一見すると、関節リウマチと関係がなさそうなこちらのお悩み。
実は、関節リウマチが影響しているかもしれません。
ということで、今回は!
腱鞘炎・ばね指と関節リウマチについてお話していきますよー!

腱鞘炎とは?
まずは、腱鞘炎とはどういう状態か?と言いますと。
骨と筋肉を繋いでいる『腱』と、腱を包む『腱鞘』の間で摩擦が生じ、炎症を起こしている状態のことを言います。

『腱』は、筋肉の力を骨に伝える役割。
そして、『腱鞘』は腱がスムーズに動くよう潤滑油のような役割を持っています。
腱鞘炎は、腱や腱鞘が厚くなったり、硬くなったりすることで、腱と腱鞘が擦れあうようになり、炎症が起きてくる状態です。
腱鞘炎の原因
腱鞘炎になる主な原因は、手や指の使い過ぎですが、他にもいくつか原因があります。
- キーボードを多用するパソコン作業や、ギター、ピアノなどの楽器演奏、文字の書き過ぎなどで手指を酷使するため。
- テニスや野球、バレーボールなど腕を大きく振り上げるスポーツなどで肩、手指を酷使するため。
- 加齢にともない腱が弱くなり、また腱鞘が厚くなったり硬くなるため。
- 女性の場合は、更年期以降や妊娠・出産期に、女性ホルモン「エストロゲン」のバランスが乱れるため。
- 糖尿病、人工透析、関節リウマチなどの影響のため。
腱鞘炎の症状
腱鞘炎を発症すると、炎症が起こっている部分には、痛みや腫れが出てきます。
神経を刺激され、鋭い痛みが出たり、腱の動きが悪くなることで、こわばりやしびれが出てくることもあります。

ちなみに、ばね指は腱鞘炎の一種です。
腱鞘炎が起こることで、指を伸ばそうとすると腱が腱鞘にひっかかって伸ばせなくなる状態のことを指します。
腱鞘炎と関節リウマチ
では、腱鞘炎と関節リウマチの関係とは?
関節リウマチは、関節を包む薄い膜『滑膜』に炎症が起こり、関節に痛みや腫れが出てくる病気です。
この『滑膜』は、腱鞘の内側にも存在します。(腱鞘滑膜)

関節リウマチの炎症は、腱鞘滑膜にもおよび、腱鞘炎を起こします。(正しくは、腱鞘滑膜炎、と言います。)
そのため、関節リウマチの炎症が残っていると、腱鞘炎やばね指を起こす、もしくは繰り返しやすくなる、ということになります。
| 腱鞘炎と関節リウマチの違い | 腱鞘炎 | 関節リウマチ |
| 部位 | 1~2箇所、特定の部位 もしくは局所 | 複数の関節 |
| 朝のこわばり | ほぼなし (あっても短時間) | 30分以上続く |
| 原因 | スマホ・家事・仕事などでの 酷使 | なし |
| 全身症状 | なし | 倦怠感や微熱を伴うことも |
いかがでしたか?なかなか治りにくい腱鞘炎やばね指は、関節リウマチが原因かもしれません。繰り返したり、腫れや痛みが引かなかった場合、お近くのかかりつけ医に相談してみてくださいねー!
