リウマチ治療Q&A

がん既往と生物学的製剤

Q

がんの既往のあるひとに、生物製剤は使えませんか?

A

簡単にいえば、「現在癌の治療中でなければ使えます。」というのが私たちの答えです。

がんは生命に直接かかわる病気ですから、まずはそちらの治療が優先されます。

しかし、リウマチも治さないと、死ぬ病気なのです。すぐに死ななくても長生きできません。

それどころか生きている間も痛みや障害で苦しみながら生きることになります。

ひどい関節リウマチを本当に治せる薬は、MTXと生物学的製剤しか今のところないのですから。

もちろん、がんの主治医とリウマチの主治医と患者さんがよく話し合って決めることが重要です。

2011年の日本リウマチ学会で、東京医科歯科大学の針谷教授らがこの問題についての大規模な調査の結果を中間報告しました。

簡単にいえば、「生物学的製剤を使用することでガンの発生率が高くなることはなかった。」という結果でした。

これは、エンブレル、レミケードなどの生物学的製剤が日本に導入されてから5年間、1万人以上の調査結果で大変な朗報です。

東京リウマチクリニック(旧自由が丘整形外科)でもこの研究に協力しているので、本院に通院中のリウマチ患者さんも数100人含まれています。

この研究(SECUREスタディ)ではこれから、さらに5年間の追跡調査をしてさらに長期の安全性を評価する計画になっています。

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将来の関節を守ります

関節リウマチは適切な治療によって寛解(ほぼ症状がない状態)が目指せる疾患です。
しかし、治療開始が遅れると関節の変形や機能障害が進みます。
症状が軽い時期でも、まずはリウマチ専門医にご相談ください。

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