リウマチ患者さんは骨粗鬆症が必発といえます。ステロイド・慢性炎症・活動量低下が重なるためです。早期からの予防と適切な治療が骨折リスクを大幅に低減します。
骨粗鬆症について
カルシウムは平均的な日本人の食生活で不足している主要な栄養素です。いくら牛乳や小魚をがんばって食べても、骨量は40歳を過ぎるとどんな人でも年齢とともに急激に落ちていくため食事だけでは追いつきません。特に女性は閉経後に女性ホルモン(エストロゲン)レベルが激減するため、坂道を転げ落ちるように骨が薄くなっていきます。
カルシウムとビタミンDは普通の日本人の食事では不足していることが多いため、サプリメントで補給することをお勧めしています。
カルシウム服用時の注意点
カルシウムは他の薬と一緒に飲むと、他の薬を腸の中でスポンジのように吸収してしまい、効きが悪くなってしまいます。単独で摂るようにしましょう。週2〜3回または思いついたときにときどき飲めば十分です。
ビタミンDのほうがより重要
ビタミンDはカルシウムの吸収に必要です。必ずビタミンDが配合されたサプリメントを選んでください。市販品(ネーチャーメイドなど)も活用できます。ご家族も一緒に飲むことで5年後・10年後・20年後の骨の強さが大きく変わります。
特にリスクが高い方:ステロイドを服用している方・子宮や卵巣を摘出した方・胃を切除した方・閉経が早かった方は、より強力な予防・治療が必要です。
骨粗鬆症の治療薬
トヨファロール(活性型ビタミンD)
ほぼ全患者さんに処方しています。腸管からのカルシウム吸収を促進します。
フォサマック・ボナロン(アレンドロネート)/アクトネル(リセドロネート)
ビスホスホネート製剤。骨の吸収を抑制します。1日1回空腹時に服用し、他の薬と一緒に飲まないでください(吸収が悪くなります)。胃腸にもたれやすいので、胃の調子が悪いときは中止して構いません。
エビスタ(ラロキシフェン)
閉経後の女性に特におすすめです。胃腸障害が少なく飲みやすく、乳がんの予防効果もあります。血栓症の既往のある方は使用できません。
フォルテオ(テリパラチド)
最も強力な骨粗鬆症の注射薬です。重症の方・骨折の既往がある方に使用します。毎日の自己注射が必要です。
プラリア(デノスマブ)
6か月に1回の皮下注射製剤。破骨細胞の働きを強力に抑制します。
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