東京リウマチクリニック 東京のリウマチ専門医 天本藤緒 大田区

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骨粗鬆症

骨粗鬆症について

カルシウムは平均的な日本人の食生活で不足している主要な栄養素です。

いくら牛乳や小魚をがんばって食べても、骨量は40才を過ぎると、どんな人でも年齢とともに急激に落ちていくので追いつきません。

特に女性は閉経後女性ホルモン(エストロゲン)レベルが激減するため、坂道を転げ落ちるように骨が薄くなっていきます。(肌のつやがなくなっていくのも同じ作用です)

カルシウムとビタミンDをおすすめします。

カルシウムとビタミンDは、基本的に普通の日本人の食事では不足していることが多いので、プリメントで補給することをおすすめしてきました。

ただ、カルシウムは他の薬と一緒に飲むと、他の薬を腸の中でスポンジのように吸収してしまい、効きが悪くなってしまうので、単独で摂るようにしましょう。

また、害はないといって良いのですが、便秘や胃もたれは結構多いし、錠剤も結構な数になって飲むのも大変です。週に2-3回または思いついたときに、ときどき飲めば十分というふうに指導しています。

ビタミンDのほうがより重要です。

お年寄りでは、特に不足、育ち盛りの子供もインスタント食品の影響などで不足しています。くる病とまではいかないまでも、背が伸びないことの部分的な原因になっているかもしれません。

カルシウムや牛乳やチーズなど乳製品にたっぷり含まれていて、みなさんはよく摂っていると思いますが、乳製品にはビタミンDは含まれません。いわしなどの魚やしいたけ、肝油など、子供の嫌いな食べ物がビタミンDを豊富に含んでいるのです。

さらに、体内でビタミンDを合成するのに、日光(紫外線)が必要です。

これが、最近外で遊ばない子供たちや家に閉じこもりがちなお年寄りで、特にビタミンDが不足しやすい原因です

本院では、リウマチ患者さんと高齢者はほぼ全員に骨密度に関係なく、ビタミンDを内服することをおすすめしています。

市販のサプリでもかまいませんし、骨粗しょう症という診断がつけば処方も可能です。(本院では、トヨファロールというジェネリックの銘柄で、ほかにアルファロール、ワンアルファなども同じです。)

費用的には処方薬でもサプリでも大きな差はありません。

カルシウム服用時の注意点

  1. 一緒に服用すると、
    ほかの薬剤の吸収を悪くするので単独で飲んでください。
  2. 胃もたれ、便秘ぎみになることがあります。
  3. 多めのぬるま湯やお茶といっしょに服用しましょう。
  4. カルシウム・ビタミンD強化ミルクも同様の効果があります。
  5. 妊娠・授乳中でも全く問題ありません。

むしろ、赤ちゃんの骨をつくるために大量に不足しますから、妊娠・授乳中にこそ必要です。

またビタミンKというビタミンも骨を折れにくくします。

ビタミンKを最も多く含む納豆を1週間に1回食べる。これも無理して毎日食べようとすると、かえって長続きしませんから気をつけてください。

納豆には他にも脳卒中を予防するなどの効果があり、体には良いことずくめです。納豆が苦手な場合、豆腐、みそなど他の大豆食品をできるだけとりましょう。

10年20年後には大きな差が出ます。できれば家族そろって実行しましょう。

40才以上のかた、特に女性は全員、40才以下でも若いうちから骨量の貯金をしておくことをおすすめします。

骨粗鬆症の治療

トヨファロール(活性型ビタミンD)

大まかに言って、60歳以降の日本人全体、特に女性はほとんど全員、骨粗鬆症になっていくと考えてください。

牛乳を飲むのも小魚を食べるのも重要ですが、それでもとても骨の老化には追いつきません。特にリウマチの患者さんは骨粗鬆症必発です。

ほぼ全員にトヨファロールという活性型ビタミンD製剤を処方するようにしています。

フォサマック・
ボナロン(アレンドロネート)

アクトネル(リセドロネート)

カルシウムとビタミンDだけでは不十分な場合処方します。

1日1回空腹のときに飲むようにしてください。吸収が悪くなるので他の薬と一緒に飲まないようにしてください。胃腸に最ももたれやすいので、胃の調子が悪いときは中止して構いません。

エビスタ(ラロキシフェン)

フォサマックより胃腸障害がずっと少なく飲みやすいので、閉経後の女性にはこちらをおすすめします。乳がんの予防効果もあります。

血栓症の既往のある方は使用できません。ふくらはぎなどの筋肉痛がときに見られます。

フォルテオ

もっとも強力な骨粗鬆症の注射薬です。

重症のかたや、骨折の既往のあるかたに使います。

※高血圧、コレステロールの薬も長期処方できます。(2-3カ月分)

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