東京リウマチクリニック 東京のリウマチ専門医 天本藤緒 大田区

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リウマチがコントロール
されていないと
動脈硬化が進みやすい

リウマチと血管の老化

関節リウマチの患者さんは、動脈硬化が進みやすいことをご存じですか?

リウマチ性疾患の方の寿命は治療の進歩により格段に延びているなか、動脈硬化性疾患の発症リスクは10歳高齢の一般人と同等という研究結果があります。

つまり、リウマチがあると健康な方と比べて10歳も血管年齢が老化しているということになります。

実はリウマチは関節だけの病気ではありません。全身の血管に炎症を起こしています。従ってリウマチがコントロールされていないと全身の動脈硬化が進みやすいのです。

日本人の4人に1人が心筋梗塞、脳卒中で亡くなっています。

動脈硬化性疾患はリウマチ性疾患の方の寿命を左右する重要な合併症と考えられるようになっています。

リウマチと動脈硬化性疾患

リウマチはどのくらい
動脈硬化を進行させるのですか?

動脈硬化は、加齢、男性といった変えられない因子に加えて、喫煙、運動不足、高血圧、脂質異常(中性脂肪やLDLコレステロール値が高い、HDLコレステロール値が低い状態)、糖尿病、肥満(とくに内臓脂肪型肥満)などの危険因子が重なることによって進行しやすくなります。

関節リウマチなどのリウマチ性疾患の方では、先の一般的な危険因子に加えて、炎症や遺伝的素因も動脈硬化を進める重要な因子であることがわかっています。関節リウマチがあると動脈硬化性疾患を起こすリスクは1.5-2倍で、これは主要な危険因子として知られる2型糖尿病と同じくらいリスクが高いのです。

リウマチ患者さんの血管の老化を防ぐ
2つのポイント

  1. 関節リウマチの炎症を抑え、疾患活動性をコントロールすること

    動脈硬化進行、動脈硬化性疾患発症を防ぐために大変重要です。関節リウマチの治療として使用されているメトトレキサートやTNF阻害薬(生物学的製剤)は、動脈硬化性疾患の発症リスクを約30%下げると報告されています。

    ステロイドに関しては、炎症を抑えて動脈硬化によい方向に働く一方、脂質・糖代謝、血圧など従来の危険因子を増強させる可能性もあるため、最小限の使用が勧められています。当院でもステロイド関節注射などをうまく取り入れ、内服する量や期間を少なくできるような治療を提案しています。

  2. 生活習慣病のコントロール

    同時に一般的な危険因子の評価とコントロールを積極的に行うことが大切です。禁煙、運動、食事療法、体重管理など生活習慣の見直しが動脈硬化進行を抑えることにつながります。血圧測定、血液検査で脂質(中性脂肪、LDLコレステロールやHDLコレステロール値)、血糖・HbA1などをモニタリングし、動脈硬化危険因子が数か月改善しない場合には薬物療法も合わせて行うことが有用です。動脈硬化は気づかないうちに進みます。命に関わる動脈硬化性病変を発症させないように予防に努めましょう。

リウマチと動脈硬化の関係 まとめ

血管の老化を進行させない
適切なステロイドの量とは?

基礎疾患によっても様々ですがPSL 7.5-10mgを超えて長期に使用する場合には、古典的心血管リスク因子に影響を及ぼす可能性があり注意が必要です。関節リウマチに対しては、MTXや生物学的製剤など抗リウマチ薬を治療の軸とし、常にステロイド減量(第一目標は5mg以下)、中止を目指します。

リウマチに良い食事とは

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