
新型コロナウイルス感染症への対応について
リウマチの薬はやはり免疫抑制剤なので皆さん心配されていることと思います。
ウイルスに感染した場合、肺炎を起こす危険は全く健康な方と比べると若干高いと思います。
ただし、例年のインフルエンザについても全く同じことが言えます。
インフルエンザもこじらせると肺炎になって入院したり、生死にかかわってくる方が全国的に毎年大勢いらっしゃいます。
ですから、リウマチの患者さんが注意することは例年の冬のインフルエンザと全く変わらないと思ってください。
この時期だから特別にお薬をやめておくとか減らしておくとかいうことはおすすめしていません。
ただし心配だから自己判断でお薬を減らしてみる程度の調節はしていただいても結構です。
短期間であればそれほど急にリウマチが悪化することはないでしょう。
注意
特に要注意なのは以下に当てはまる方です。
- 八十歳以上の高齢者
- 元々、肺疾患がある
- 前にも肺炎を繰り返したことがある
- 睡眠が不足して疲れがたまっている
- 糖尿病がある
発熱時の対応

発熱や風邪症状のある方へ
まずは来院前に、電話、メール、クリニックスのオンライン診療を利用し、ご連絡をお願いいたします。(電話03-6421-2567※電話再診扱い。)
本院受診中のリウマチ患者さんの場合、かかりつけ医として責任を持って対処します。健康な患者さんと比べればやはりリスクは高くなります。
通院患者さんは、必ずパルスオキシメーターで酸素飽和度を確認しますので、予めお手元にご準備してください。
日祝日で急ぐ時はjseikei1@gmail.comまでメールを送ってください。
毎日チェックして返信しています。
状況を聞いて下記のいずれかを判断します。
- ごく軽い場合は電話診察だけでクリニックから直接風邪薬を処方・郵送して経過を見る
- 本院に来て頂き胸部のレントゲンを撮る
- 地元の保健所又はPCR 検査センターでコロナの検査を受けていただく。
その場合は本院から検査の必要性を強調したお手紙をFAX などで送ります - すぐに入院が必要なぐらい重症と思われる場合は、基幹病院への紹介状を至急手配します
来院を指示された咳や発熱症状のある方は、到着時ご連絡をお願い致します。
また1Fホールでお待ちください。
コロナウイルスの検査について
本院でもコロナウイルスおよびインフルエンザウイルスの迅速検査が可能になりました。
(鼻腔スワブによる抗原検査 30分程度で判定、本院受診中の患者さんのみ)


コロナ陽性の場合
- すぐに電話診察を受けてください。どのリウマチのお薬を休止するかなど調整します。
- パルスオキシメーターで毎日酸素飽和度をモニターしてください。
→以後安定している場合は3日おきに電話診療
→高熱,息苦しいなどの症状がある場合は毎日電話診療を受けてください
- パルスオキシメーター(酸素飽和度正常値は97%から99%) 95%以下が続く場合は肺炎を起こしている可能性が高くなります。
すぐに電話診察を受けてください。胸部レントゲン、肺のCT検査、入院の必要性の有無など判断し対処します。
オミクロンが陽性になった場合、もしくは咽頭炎など感冒症状が出た場合、すぐにオンライン診療アプリ=クリニクスでご連絡下さい。
リウマチの薬をどうするべきか、その他対処法について担当医が指示します。
同時に必要なお薬の処方が遠隔で可能です。

処方箋について
新型コロナウイルスへの対応として、本院は院内処方のため、症状の安定されている方へリウマチ薬の配送が可能です。
リウマチ遠隔診療
オンライン診療アプリ【CLINICS】を使用してオンライン(遠隔)診療をしています。
電話およびビデオ診察のルール
安全に遠隔診療を行っていくためいくつかルールを設けましたのでよろしくお願い致します。
保険診療のルールを守るための最低要件なので、御理解ください。
- 電話またはビデオ診察を受ける患者さんは必ず事前にパルスオキシメーター(酸素飽和度モニター)を購入してください。
診察時酸素飽和度及び脈拍及び体温を自己申告してください。
- 電話またはビデオ受診当日、前回の血液検査から4ヶ月以上経過している場合はお薬及び注射を処方することができません。
来院して血液検査を受けるか、新しい血液検査の結果を送ってください。
(近隣医療機関、健診によるデータでも可能です。)保険証の送付と同様に下記メールまたはFAXで送付ください。
お手元にご用意出来ない場合は来院受診してください。
- 遠隔受診は連続2回まで
- 1年に2回は実際の受診を
- スマホをお持ちの方はオンライン診療アプリをご活用ください。
- 在宅注射薬をご希望の場合はCLINICSアプリ(ビデオ通話による診療)をご利用ください。
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土曜日は混雑致します。なるべく平日でご連絡ください。
外来受付終了と同じ16:30までの受付です。
外来診察中のため、すぐに対応出来ない場合があります。
その場合、受付の案内に従ってください。
電話再診時、保険証の写しをFAX(03-6421-2568)またはメールしていただく事があります。
メールで画像添付する場合、宛先:jseikei1@gmail.com
PCでGmailやyahooメールなどご利用の場合は、アドレスをコピーしてご使用ください。
リウマチ薬の配送について
リウマチ薬を配送する手順をお知らせ致します。
- 電話再診
- 会計金額確認後、請求書を送付します。
- 請求書記載の銀行口座に振り込みをしていただきます。
- 入金確認後、薬剤の発送を致します。
ヤマト運輸の配送となります。生物学的製剤の場合は、クール便で発送致します。
限られたスタッフ数で対応するため、また配送業の混雑により、薬剤の到着が迅速でない場合があります。
薬の在庫数など余裕を持ってお待ちください。
従来通り、薬局に処方箋を送付することもできます。
お振込口座に関して
ジャパンネット銀行がPayPay銀行に社名変更すると連絡がきました。
金融機関 | PayPay銀行 |
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支店名 | 本店営業部(店番001) |
口座名義 | 医療法人社団SEASONS |
口座種類 | 普通 |
口座番号 | 3428154 |
※お振込み手数料は患者さんのご負担となります。
※入金額をお間違えのないようご注意ください。

通院時のお願い
院内感染予防対策
生物学的製剤の針の回収について
感染症予防のため、自己注射使用済み針ルール改定しました。
- 原則、専用廃棄ボックスを使用してください。
- 廃棄ボックスが満タンになってから持ってきてください。
- 空き缶などに入れてこられた場合、そのまま廃棄しますので缶はお返しできません。
来院される場合、マスクの着用をお願い致します。
クリニック内での感染を防ぐため受診時には以下のルールを守っていただくようお願いいたします。
- クリニックに到着時、及び診察終了後手洗い用シンクで石鹸での手洗いをお願いします。
- 待合室で他の患者さんや職員とは1.5 M 以上の距離をできるだけとるようお願いします。
混雑している場合には階段の踊り場や他のフロアなどをご案内します。 - 常時、窓・自動ドアをあけっぱなしにして空気の入れ替えを行っている為、若干寒いかと思います。
厚着してきてください。 - 発熱・咳など症状のある患者さんは、ある程度隔離された診察室にご案内します。
東京都外から通院中の患者さんもご安心ください。
パルスオキシメーターで
体調管理
リウマチ患者さんは全員パルスオキシメーターの準備を!
現在リウマチの患者さんが風邪をひいた場合、熱が出た場合などにまず電話で診察をしていますが手元にパルスオキシメーターがあれば肺炎を起こし始めているかどうかが数字ですぐにわかります。
元気な時には大体96%~99%ですが肺炎を起こすと95%以下に下がります。95%以下になったらレントゲン ・CT を撮るなどすぐに入院治療を前提とした対処を電話で相談します。
手遅れになって肺炎で命を落とさないために、ぜひパルスオキシメーターを購入してください。
パルスオキシメーターの有用性を紹介している記事
https://toyokeizai.net/articles/-/346423
本院でも患者さんに対して販売(交付)しております。
また、Amazonなどでも6,000円から20,000円で購入できます。
日本環境感染学会 お知らせページ
厚生労働省 都道府県別の相談窓口のリンク
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症ページ